文学座なつやすみこどもフェスィバル2022の演目「こんにちはおにさん」の衣装協力させて頂きました。
キャラクターそれぞれの象徴的な部位をつくっています。
今回の製作物
おにさんの角
角(つの)をアップで見ることはないと思います(笑)
今回のおにさんの角は、ベージュの合皮にミシンステッチが入ったとっても面白い素材で作っています。
こどもたち、そしてその後ろで観劇する大人たちが程よい距離感で観劇することを想定して、角(つの)に照明が当たった時の陰影が、ほんの少しリアルに見える計算。
見た目に反してとっても軽く、頭にフィットするよう作っています。
写真では分かりづらいですが、ほんの少しカーブさせています。
舞台上のおにさん
ボコボコして立体的に見えてますよね。
イタチとタヌキのしっぽ
こちらはファーの襟巻きを代用しています。イタチもタヌキも大人の女性が演じますので、バランスが大事。
芯になるワイヤーにキルト芯を巻き付け、形づくった尻尾の隙間に綿を詰め込んで出来上がり!
舞台でのタヌキとイタチ
尻尾で感情表現ができると面白いかも…と遊び心で思って入れたワイヤーが裏目に。寝転ぶシーンがあり、長いイタチの尻尾が曲がっている…。気になったお客様もいたのではないだろうか。不覚(汗)
製作者としてはど〜うしても気になるので、次回公演時にはこのワイヤーは抜こうと思う。
2023-9-17 追記
豊岡演劇祭2023で公演することが決まり、イタチの尻尾のワイヤー抜いてもらいました。正解だったぁ…
くまさんの手
色んなものを掴んで操作することが多いので、指先をフリーで使える仕様にする。
もふもふで見づらいけど、2色のファーのテープを編み込んで立体的にし、指先を切った黒の軍手の手の甲に縫い付けて完成。
舞台写真|おにさんと仲間たち
追記
2023-9-17 追記
豊岡演劇祭2023の公演を観にきてくれていた少年が、
「どうやって角(つの)を作っているの?」
と質問してくれました。参考になれば嬉しいな♩
公演情報
ぶんがくざなつやすみこどもフェスティバル2022
『こんにちは おにさん』
原作:内田麟太郎
脚本/演出:添田園子
上演時間:工作とお芝居合わせて1時間くらい
出演:藤川三郎、上田桃子、畑田麻衣子、柳橋朋典
演奏:荒井靖水(薩摩琵琶 中谷派襄水会)
ムーヴメント:上村なおか
協力:伊部京子(和紙)、藤野雅胡(衣裳)、有江樹里(切絵)
『やさしいおにでした。でもだれかがいると・・・いばりました。』
つよいってなんだろう、
自分らしさってなんだろう、
ほんとうに大事なことって・・・
◆会場:文学座 新モリヤビル1階(〒160-0016 東京都新宿区信濃町10)
JR中央・総武線信濃町駅より徒歩5分 東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅より徒歩9分
◆日程:2022年7月21日(木)〜24日(日)
7/21(木) 12時おに/15時おに
7/22(金) 11時まめ/14時まめ/17時おに
7/23(土) 11時おに/14時おに/17時まめ
7/24(日) 11時まめ/14時まめ/17時おに
●まめ→[ジャックと豆の木]
●おに→[こんにちは おにさん]
※受付・開場は開演の20分前です。
◆チケット
7月1日(金)11:00電話受付開始 03-3351-7265(11:00~17:00/日・祝休み)
7月2日(土)11:00フォーム受付開始
↓予約フォームこちら↓
https://forms.gle/BSTisq5LLUYoLTeBA
◆料金(当日精算・消費税込・全席自由席)
こども(小学生以下) 100円 おとな 1,000円
◆お問合せ kidsfes.2012@gmail.com
文学座 03-3351-7265(11:00~17:00/日・祝休み)
ホームページ:https://kodomogeki.wixsite.com/kodomofes
ブログ:https://ameblo.jp/akaoni2012/
美術:乘峯雅寛、正岡香乃/照明:阪口美和/音響:丸田裕也/舞台監督:大内一生 映像撮影:Gazebo Film/助成:公益財団法人 全国税理士共栄会文化財団 題字:新倉 優/イラスト:上川路啓志/チラシ:ゲーン・キャオターン 主催:文学座こどもげき委員会
チラシ
絵本
おにはケムシをこわがったのをみんなに見られ、はずかしくて家から出てきません。タヌキとイタチが毎日誘いに来ますが…。
公式サイト 文学座こどもげき